鉄道模型業界はあまり良くない状態に陥っていることに、最近ようやく気がつきました。
鉄道模型業界はあまり良くない状態に陥っていることに、最近ようやく気がつきました。
ようやく気が付いたというよりは、2年くらい前からうすうす感じてたことです。
今回9月末の棚卸で、よりハッキリ数字に出てきたので分かって気が付いたのですが。
1.室内灯の販売実績が2年前と比べて3割ほどに落ち込み、あまり売れなくなっています。
2.交換用パンタグラフや幌、カプラーなどディティールアップパーツの販売実績が2年前と比べて5割から6割ほどに落ち込んでいます。
3.ライトの交換や点灯加工などの追加工作の依頼実績が、2年前と比較して7割ほどの実績、4年前と比較すると5割ほどです。
<注意>以上の数字はあくまでも定価より20%OFFで販売している割引店でもある当店の実績です。
他のお店および鉄道模型業界全体がこういう数字では決してないとは思いますので、ご考慮いただければと思います。
模型の車両本体の売れ行きもこの2年ほどは落ちてはいますが、2割減くらいなのでここまでひどくはありません。
「室内灯やオプションパーツの売れ行きが減り始めると怖い。その後には車両が売れなくなる時がくるから。」
と、親交のあった関西のとある老舗模型店の親父さんに言われたことを思い出しました。
オイルショックやバブル景気、リーマンショックなど、何度も荒波をくぐってこられただけあって真実味があります。
室内灯やオプションパーツを付けたり、ライトの加工依頼は皆様のふところに余裕がある余裕資金で行われるものかと思います。
製品が手に入りにくい鉄道模型業界では、まずは車両の確保を優先するのが普通でしょう。
一通り欲しい車両を手にして、後から余裕があれば他に資金を回す傾向にあるのは間違いないようです。
と、なるとその余裕資金を持ったお客様が減っているという事実が浮き彫りになります。
このまま不景気が続くと、いよいよ車両本体に回す資金も減るため業界全体の衰退につながるのではないかと・・・。
店長は危惧しております。
ご来店される親しいお客様にいろいろ話を伺っていると、確かにその通りといわれることが多く。
室内灯やライト加工に興味がなくなったわけではないが、今はそこに回す資金がないそうで・・・。
また余裕ができたらお願いするわと返されます。
すべてが値上がりして、なんとも厳しい世の中になりましたね。
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