モデモの広電5000形グリーンムーバーを加工して制作した、実在するドイツのトラム「6MGT」が完成しました。
モデモの広電5000形グリーンムーバーを加工して制作した、実在するドイツのトラム「6MGT」が完成しました。
製作するのは写真のトラムです。
日本でも有名なシーメンスグループとなった、デュワグが製造した「6MGT」という形式。
店長の妹家族が住んでいたドイツのハイデルベルグと路線がつながるマンハイムという都市を走る路面電車。
マンハイムでは主力として活躍する車両です。
先日制作した「バリオバーン」はハイデルベルグからマンハイムへ乗り入れるため一緒に走行できるように作ることにしました。
なんとなく広電のグリーンムーバーに似ているので、タイプモデルで制作できないかと挑戦したものです。
実車とは扉の位置と窓の高さが全然違うため、見比べると違和感が残りますが・・・。
ここは雰囲気重視なので、妥協してこれで完成としました。
前面のライトを同じように見えるよう塗装でごまかして・・・。(笑)
パンタ搭載位置を変え、ほぼ塗装を変更しただけです。
これだけでもなんとなく雰囲気はドイツのトラムになったかと思いますが、いかがでしょう。
もちろんタネ車のヘッドライトとテールライトの点灯機能はそのまま残しています。
横から見るとこんな感じです。
実車はマンハイム市内の終端にループ線もしくはデルタ線がある路線にしか入線しません。
そういった事情からコストダウンのため運転台は片方にしかなく、乗降扉も右側通行のため右にしかありませんが・・・。
タネ車がグリーンムーバーのため、模型は両方向に向けて運転が可能なままです。(笑)
残念ながら側面の乗降扉にある「入口」「出口」表示は、印刷のためキレイに消すことが難しいようです。
そこで実車にも存在する注意喚起ステッカーに見えるよう、カトーの行先シールの切れ端を長方形に切って貼り付けました。
ドイツのマンハイム市内ではこの車両が主力で、混む時間帯には2編成を連結した10車体で走行します。
また派生形式で7車体に伸ばした「8MGT」という形式のものも走っています。
実際に見るとヘビのように長い車体を、クネクネとくねらせて走る姿に軽いカルチャーショックを受けますね。
さすがに同じものを2編成制作する気はありませんから、今回はこれで終了です。
先日制作した7車体の「バリオバーン」や4車体の新型トラムと並べてみました。
お手軽にほぼ塗装変更しただけの改造にしては、意外と実車っぽくできたように思います。
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