トミックスのHOゲージ、DD51暖地型に永末システム製DCCサウンドデコーダーを搭載しました。
トミックスのHOゲージ、DD51暖地型に永末システム製DCCサウンドデコーダーを搭載しました。
発売されたばかりの新製品ですが、お客様からのご依頼で搭載したものです。
改良と工夫はされていますが、基本的な構造は20年前に発売されたカトー製品と同じような感じですね。
写真のように分解してみましたが、ボンネット内は重りを兼ねたダイカストで埋まっているため、デコーダーを搭載するスペースがほとんどありません。
厚みが薄い永末システム製のディーゼル機関車用DCCサウンドデコーダーであればダイカストの開いた部分にギリギリ搭載できそうです。
それでも車体の裏側が当たるため、裏側を写真のように削ってスペースを確保してあります。
もう他にスペースがありませんので、スピーカーとコンデンサは床下に搭載する以外に方法がありません。
床下にあったダイカストの重りは撤去していますので、少し軽くなっているかと思いますが仕方がありませんね。
デコーダーを搭載するスペースがほとんどないため、このように無理矢理載せることになりました。
細い配線を通す空間すらありませんから、なるべく車体に干渉しないよう極細のコードで全て配線いたしました。
店長はDCC加工であまりこういう極細のコードは使わないので、どれほど空間がないか分かっていただけるかと思います。
メーカーさんには構造上、仕方ないのでしょうけどもう少しDCC加工を配慮していただきたかったものです。
写真はヘッドライトと入換標識灯&キャブライトを点灯させた状態です。
各ファンクションの機能は以下の通りです。
F0・・・ヘッドライトのON/OFF
F1・・・テールライトのON/OFF
F2・・・ホイッスル
F3・・・キャブライトON/OFF
F4・・・ヘッドライトの減光&ATS音
F5・・・連結動作と連結音
F6・・・エンジン起動
F7・・・入換標識灯のON/OFF
F8・・・消音
動作音のみでホイッスルなどの制御はできませんが、アナログでも音は鳴ります。
下のリンクから動画のデモがご覧になれますので参考にしてください。
https://www.youtube.com/watch?v=Tf7jkdZWZGg
ちなみに加工工賃は車両を当店で予約購入していただいたので、2000円サービスのデコーダー代込み60000円にて承りました。
特殊なデコーダーを使う点もあり通常の車両より加工個所が多岐に渡り、時間がかかりますので工賃が多少高価なのはご容赦ください。
また、注文が多くて搭載できるデコーダーの在庫がなくなってしまい、次の入荷は5月以降となります。
従いまして加工受付は行いますが、納期は少し先になってしまいますのでご容赦ください。
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