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2015年11月10日 (火)

ドイツ旅行中に見たハイデルベルクの路面電車たち

10月13日から10日間お店を休業させていただき、改装工事をしている間に店長は妹が住んでいるドイツのハイデルベルクへ母と1歳の娘の3人で行ってきました。

帰国してから2週間、ようやく写真の整理ができましたので、数日に分けて少し紹介させていただきたいと思います。

今日は「ドイツ旅行中に見たハイデルベルクの路面電車たち」というテーマで紹介します。

Dsc00713_2ハイデルベルクでは滞在中、毎日のように路面電車に乗りました。

あまり路面電車に興味がない店長でも毎日利用していると興味が湧いてきました。

ということで少し調べたことを紹介すると・・・。

ハイデルベルクの人口は約14万人と約13万人の松原市とあまり変わらない規模です。

ハイデルベルク市内には市内だけを走る路面電車が5路線と、隣にある都市のマンハイムを結ぶ路面電車が1路線の合計6路線があります。

その隣のマンハイムは人口約30万の中規模の都市であり、大阪で言えばちょうど八尾市がその人口規模なので八尾と松原を結んでいる路面電車といった感じでしょうか?

そんなところを走る路面電車って、いまいち日本に置き換えてみてもピンと来ませんが・・・。

ドイツでは自家用車を持っている割合が少ないのと、市域が広いため日中でも公共交通機関で移動する人が多いので車内はいつも混んでいました。

それでも運営は、大幅な赤字だそうです。

しかしながら路線縮小も本数削減もすることもなく、新車を投入するなど積極姿勢で運営されており、赤字は税金で全て補てんされているようです。

ヨーロッパではどこもそうなんでしょうけど、公共事業は赤字が当然で税金で補てんするのは「福祉」だから当然のことという考え方。

日本とはずいぶん考え方が違うようですね。

まあ、こういう話はこれくらいにしておいて、模型趣味的にハイデルベルクの路面電車を紹介したいと思います。

興味がある方は下のリンクから現地のファンが撮影した動画を見てください。

ハイデルベルクの路面電車を紹介する動画

https://www.youtube.com/watch?v=WJc3fA9MTjQ

Dsc00734_2ハイデルベルク滞在中、市内のみを走る路線でよく見かけたのはこの車両です。

デュワグ製MGT6Dという形式で1995年から導入されており、全部で12編成が在籍する3両連結の車両です。

先の写真のブルーラインの車両が旧塗装で、この写真のオレンジとブルーが新塗装。かなり塗装変更が進んでいるようで、旧塗装の車両はあまり見かけませんでした。

全ての車両が低床になっていて、日本の路面電車でいえばアルナ工機製の広島電鉄3900形に近い感じといったところでしょうか?

連接車と連結車という大きな違いがありますが、日本には連結車がほとんどありませんのでご容赦を。

Dsc00712_2先に紹介したMGT6Dとよく似ていますが、前面の窓枠が丸くてオデコが広い点が違いますね。

こちらはデュワグ製M8Cという形式で1985年から導入されており、2010年に中間車を低床化する更新工事を受けています。

全部で5編成しか在籍しないので、あまり見かけなかった3両連接車の車両です。

日本の路面電車でいえば近いのは、同じ3両連接車のアルナ工機製の広島電鉄3700形といったところでしょうか?

Dsc00506_2市の中心街でよく見かけたのがこのタイプの車両です。

マンハイムに直通する路線で主に運用されているようでしたが、本数が多いためか頻繁に見たように思います。

ボンバルディア製のバリオバーンというシリーズの一員で、RNV6という形式で5車体連接車です。

日本の路面電車でいえば近いのは、同じ5両連接車の近畿車両製の広島電鉄5100形グリーンムーバーMAXといったところでしょうか?

2003年から導入されており今でも増備中だとか・・・、マンハイムの所属車なのでよく分かりませんがシリーズでは50編成以上が存在するマンハイム市電の主力車種です。

Dsc00708_2こちらはそのバリオバーンの7車体連接バージョンで、形式名はRNV8です。

徐々に増備中だとかで現在は16編成が在籍するようです。

ハイデルベルクでは一番編成数が多いのですが、マンハイム直通路線でも運用されているせいか、市内ではそれほど多く見かけなかったような気がします。

2車体長いだけですが、それ以上に長く感じますね。

カッコイイのでこの車両だけは模型でも欲しくなってしまいました。

さすがにドイツでもハイデルベルクの路面電車の模型は製品化されていないようなので、モデモあたりからグリーンムーバーMAXが製品化されたら改造して作ろうかな・・・。

動態保存っぽい旧型電車を除くと、あともう1形式あるようです。

先に紹介したバリオバーンの初期型らしく、V6という形式名で少し角があるデザインの5車体連接の路面電車。

あまり数がいないようなのとマンハイム中心に運用されているようで、ハイデルベルク市内では2回ほど見かけただけでした。

Dsc00717_2そこで、最終日に撮影するべく待ち構えていると、望遠レンズの先にそれらしい車両が・・・。

ヤッターと思って撮影してみると前面デザインはよく似ているのですが、路面電車の軌道上を走行するバスでした。(笑)

帰国するまでに撮影できなかったので、似たデザインのバスでお許しを・・・。

Dsc00737_2バスついでにこちらも紹介させてください。

DB(ドイツ鉄道)のマークが入ったDB標準カラーの赤いDBバスです。

日本で言えばJRバスのようなものですね。

このバスもハイデルベルク市内で走っており、写真のように路面電車の停留所にも停車します。

このバスも模型で欲しくなりました・・・。

ここからはハイデルベルクの路面電車に興味を持った方へ。

ハイデルベルク市と隣のマンハイム市のバス・路面電車を運営しているのが通称「RNV」という会社で、車両にもロゴが入っています。

正式名は「Rhein-Neckar-Verkehr Gmbh」といい、日本語で言うと「ライン&ネッカー公共事業体」となります。

ライン川流域のマンハイム市とネッカー川流域のハイデルベルク市を意味しており、第三セクターと市営の間のような感じの企業体で、数社にまたがっていた両市のバスと路面電車の運営を一手に引き受けています。

この企業体はなかなかユニークで、ユーチューブに公式アカウントを持っていていろんな動画を配信しているようです。

興味がある方はぜひ一度、リンク先から動画をご覧ください。

クリスマスソングを車両に歌わせた話題の動画

https://www.youtube.com/watch?v=aIj5wye5Gd4

マンハイム直通路線のハイデルベルク路面電車5番系統の前面展望動画

https://www.youtube.com/watch?v=0pV6wH9iydE

妹の住むアパート近くを走るハイデルベルク路面電車24番系統の前面展望動画

https://www.youtube.com/watch?v=2b2SpnJH0sw

公式に前面展望動画を配信しているなんて、日本の鉄道会社では聞いたことがありません。

面白い会社だと思いませんか・・・。

こんな公式動画もあります。

運転士指導教習の動画

https://www.youtube.com/watch?v=AZ0BJ2y1nG8

車庫の入出庫の動画

https://www.youtube.com/watch?v=NJTmNkjMd1o

会社紹介のはずが車両紹介みたいな動画

https://www.youtube.com/watch?v=Smldi82rNiI

他にもいろいろあるようです。

次にハイデルベルクに行ったときはもう少しこの会社のことを知りたいと思いました。

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