余部鉄橋のあるジオラマを制作しています。(その3)
余部鉄橋のあるジオラマを制作しています。(その3)
地面が完成した土台に、余部集落らしく見えるように細かく加工した建物を仮に置いてみました。
建物の屋根どうしが当たったり、橋脚の敷地に建物が入ったりしないよう、建物の設置位置をこの段階で調整いたします。
地面部分・道路&コンクリート部分・植生部分の境目がまだハッキリわかれていますので、ちょっとウソっぽい感じがしますが、だいたいのジオラマの雰囲気はこんな感じになります。
試しに用意しておいたガラスの水槽流用のケースを被せてみました。
土台に利用した5mm厚のポリスチレンシートにピッタリと収まって固定されます。
ただ、残念なことに水槽のサイズがこれしかなかったため、鉄橋と上面のスペースが狭くなってしまいました。
この高さでは列車を置くことができませんね。(笑)
永遠に列車が走らない余部鉄橋になります。
店長の固定方法はちょっと変わっていて、両面テープとボンドの両方を使います。
やり方ですが、玄関や勝手口などドアがある部分の面に細い両面テープを貼り、残りの面にボンドを薄く塗ります。
こうすると両面テープで一時的に固定されながら、ボンドが乾くと強度が増すため、乾燥中でも作業ができるという利点があります。
そして、ドアがある部分以外はボンドがはみ出しても、緑のパウダーを蒔いておけば建物の隙間に生えた雑草としてリアルに見えます。
建物の固定でボンドの乾燥待ちをしている間に、本格的な植生をしていきます。
本物の風景では地面部分・道路&コンクリート部分・植生部分の境目には必ず雑草などが生えています。
キレイに境目が見えるのは整備された公園やゴルフ場など限られた場合だけですから、この点に気を付けながら植生すると本物っぽく見えるようになります。
ただ、植生する際には自然の植生と同じように必ず下草→少し背の高い藪など厚みのあるもの→木などの大きな物という順に行うよう気をつけましょう。
道路の周りにはシートを貼った境目が目立たないよう、カトーのフォーリッジを使って草ムラを表現すると簡単にリアルに見えます。
地面に植生するまえに土台を茶色で塗っておいた効果が、良く見ると出ていますね。
草の薄い部分に土台の茶色が見えていますが、自然の地面もこういう感じなので問題がありません。 もし、地面に茶色を塗っていなければそれだけ厚くパウダーを蒔く必要が出てきますし、ウソっぽい植生になってしまいますから大事なところです。
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