余部鉄橋のあるジオラマを制作しています。(その2)
余部鉄橋のあるジオラマを制作しています。(その2)
店長はジオラマには通常、お店でも1個130円で販売しているクレオスの水性ホビーカラーを使います。
水性なので匂いが少ないため室内でも、お店の営業中でも使えるから便利なのです。
本物っぽく見えるよう、なるべく彩度の低い茶系や緑系のカラーを数色ずつ使います。
今回は余部集落の俯瞰写真を参考に、ダークアース・カーキ・オリーブグレー・ダークグリーンの4色に艶消し剤のフラットベースを混ぜながら、それぞれの色を茶系→緑系の順番にわざとムラが出るように水性うすめ液で倍くらいに薄めて塗っております。
塗料の乾燥後、地面が平坦すぎて面白くないので、余部集落の俯瞰写真を参考に少し右側の民家の部分だけかさ上げをしました。
その際に、もう少しムラが出るように地面に絵筆を点々と押し付けて色を重ね塗りしています。
ちなみにかさ上げした部分は5mm厚のポリスチレンシートを重ねて貼り、側面と道路になる部分には水性ホビーカラーのニュートラルグレーに艶消し剤を混ぜて塗りました。
重ね塗りの塗料が乾いた後に、貼るダケシリーズの対面通行用道路シートを両面テープで貼り付けて、ひとまず地面は完成です。
トレッスルの下は草が生い茂った草地になっていますので、カトーやトミックスのグリーン系カラーパウダーを4色くらい使って再現します。
店長の植生のやり方はボンドと水を3:1くらいに薄めた濃い目のボンド水を地面に筆で塗りつけて、その上からパウダーをわざとムラになるように蒔きます。
その際に本物のように見えるよう、明るい緑色→暗い緑色の順でなおかつ、細かいパウダー→荒いパウダーの順に蒔くことに気をつけます。
ボンドが十分に乾燥後、ボードごと逆さまにして接着されなかったパウダーを落とすとキレイに植生ができあがるハズです。
地面に軽く植生まで済ました後は、乾燥させてる間に建物の加工を施します。
鉄橋の手前にくる建物は写真のように、トミーテックの建物コレクションの中から「農家」を選びました。
ただ、屋根の色が余部集落の雰囲気とは異なりますので違和感があります。
細かいこと言うと壁の構造とか山陰地方の集落らしくなかったりしますが、今回はそこまで細かい作り分けはしませんので、屋根の色を変えるだけにしました。
水性ホビーカラーで調色して塗るだけで、こんな感じになりました。
余部鉄橋の写真によく写っている余部集落には、こんな感じの屋根の家がたいてい写っていますよね。
赤い屋根がおそらく山陰地方でよく見られる石州瓦で、銀色の屋根は同じく山陰地方に多くみられるいぶし瓦だと思います。
既製品の建物を利用しながらも、なるべく余部集落らしく見えるようこうした工夫は必要ですね。
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