去年の秋に依頼を受けて制作したミニジオラマの作り方を紹介(その1)
去年の秋に依頼を受けて制作したミニジオラマの作り方を紹介(その1)
小さなミニジオラマの制作のご依頼は時々受けるのですが、今回は少し目的が変わっておりました。
依頼されたお客様のご親族が結婚されるそうで、その新郎の職業が鉄道関係だから何か鉄道が入ったジオラマをプレゼントしたいとのことです。
こういう幸せなテーマのジオラマ制作は初めてだったので、作り方を含めて少し紹介させていただきます。
鉄道模型を趣味としていない普通の方(笑)へのプレゼントですから、汚らしくなってはいけません。
お客様と相談して少し高めの木製ベースのケースに入れて飾っていただくことにしました。
完成後にバラストがポロポロとこぼれたりしないよう、まずは両面テープを木製ベース全面に貼り付けました。
プラスチックやコーティングされた木製ベースの場合は、接着力を補強するため両面テープを使うことが多いです。
この両面テープを貼り付けたベースに、まずは教会・線路・ホームなどの構造物を載せて固定します。
当然、これだけでは接着力は弱いので仮固定という感じになります。まだこの段階では位置調整のために載せなおすことも可能です。
後でバラストやパウダーをボンド&ボンド水で固定しますから、乾燥後は強度に問題はありません。
塗らずに蒔いても問題ありませんが、接着力を強化するためと蒔く際にあちこち飛んでしまうのを防ぐために今回は先に塗っておきました。
塗る際は写真のようにバターナイフを使うと、楽に均一に塗ることができますのでオススメです。
まるで雪景色のようですね。ちなみに雪景色にする場合はここで石膏を粉のまま蒔くといい感じになったりします。
このまま放っておくとどんどんボンドが乾いてしまいますので、早めに地面の素材を蒔きましょう。
線路周辺には粒の荒いトミックスのバラスト(グレー)を、それ以外の地面には砂利を表現するために粒の細かいカトーのバラスト(グレー)を蒔きました。
ただ蒔くだけでは接着強度が弱いので、その上からボンドと水を1:1で混ぜたものに浸透力を強化するため界面活性剤として中性洗剤を数滴まぜたボンド水をスポイトで静かにたらしております。
あとは1日以上乾燥させればOKですね。つづきは後日へ・・・。
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