カツミの古いHOゲージ、C53のキットを組立てました。
カツミの古いHOゲージ、C53のキットを組立てました。
箱はこんな感じです。いかにも年代モノという雰囲気がしますね。
未組立ての塗装済みキットですが、中古品ということで3万円で購入しました。
C53の人気と相場から言えば安い買い物でしたが、少々古いキットなので相応という気もいたします。
何より魅力的だったのは写真のものです。たんなる説明書じゃないかと思われそうですが・・・、よく見てください。
説明書の中央にあるレシートに縁を感じて、購入を決めました。
なんと昭和45年12月8日の日付がある東急百貨店のものでした。今からちょうど42年前に購入されたものなんですね。
私が生まれるより3年も前に新品で買われたキットが、「未組立て」ということに興味を持ってしまいました。
中身はこんな感じです。未組立てどころか全ての部品が未開封でした。
右下のモーターのみ開封されていますが、これは私が購入後すぐに動くか心配してテストしたためです。(笑)
42年間ずっとこの状態で保管されていたなんて、なんだか奇跡というか哀れというか・・・。どう表現したらいいんでしょう?
ということで3歳年上の兄貴を組み立ててあげることになったわけです。
塗装済みなので、ボディ関係は何もしなくてもいいんですが、下回りは見事なくらいバラバラです。
やっかいなロッド類もこの状態から組み立てなければなりません。
年代モノの説明書なので非常に分かりにくく、蒸気機関車のロッド周りの構造を知っていなければ形になりません。
試行錯誤しながら2時間ほど悩んで、やっとここまでできました。
この後、主台枠にはめ込むだけという段になって、ロッドの1本が差し込み位置を間違っていたことが判明。(涙)また1時間無駄にしました・・・。まあ、これも勉強の内ですね。
スムーズにロッドが回るようにさらに1時間かけて調整しましたので、合計4時間以上かけて、ようやく下回りが完成。
塗装済みキットだから、2時間くらいで完成できるかなと思っていたのですが、甘かったです。
やっぱり蒸気機関車は一筋縄ではいきませんね。まだHOゲージだからモノが大きくて作業が楽でしたが、これがNゲージだとさらに倍くらい時間がかかったことでしょう。
後は塗装済みのボディを載せて、同じく塗装済みのテンダーを組み立てるだけなので簡単でした。
作業時間2時間の見積もりが、倍以上の5時間かけて完成しました。
グリーンマックスの近鉄電車の塗装済みキットなら、4両でも2時間で組立て出来るのにね。
蒸気機関車は滅多に作らないから仕方ありません。
とりあえず形にはなったので完成ということで終わります。
ナンバープレートの取り付けや細部のディテールアップは、また後日にお預けということでお許しください。
古いキットというだけあって、さすがに下回りには手を加えないといけませんよね。
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