従来からヘッドライトやテールライト、ヘッドマークやテールマークの白色LED化の一環として標識灯の点灯化もやっておりましたが、なぜか8月から急に注文が増えております。
当店で一番多い標識灯点灯化のご注文は近鉄特急です。
実車は特急走行時には必ず点灯していますが、模型では点灯しないものが多く違和感があります。
写真は加工後で、左はグリーンマックスの近鉄22000系、右はトミックスの近鉄30000系ビスタカーとなります。どちらも標識灯が点灯して特急らしくなっていますよね。
標識灯の点灯化のみの場合は1両2500円、ライトの白色もしくは電球色LED化と同時施工であれば1両3000円で承っております。
こちらは次に注文の多い名鉄車輌と南海車輌です。
左はグリーンマックスの名鉄1380系、右は同じくグリーンマックスの南海10000系サザンとなります。
どちらも実車は標識灯が点灯いたしますので、点灯加工すると違和感がありません。
加工工賃ですが、サザンの場合は近鉄特急と同じとなり、名鉄1380系は1両2000円で承っております。
他にもグリーンマックスの阪神9300系なども注文が多い車種となります。
お手持ちの車輌で標識灯が点灯しない車輌があれば何でもお申し付けください。ご注文をお待ちしております。
ここからは余談です。
最近、他店でライト点灯化された車輌の再加工依頼も、よく受けるようになりました。
写真を出すと加工したお店が分かってしまうので伏せますが、「丁寧に扱っていたのにすぐに点灯しなくなった」「ヘッドライトが暗い」「テールライトの光漏れが激しい」という症状が多いようです。
再加工は二重に費用がかかりますので、お客様には気の毒なのですが、当店はこういう持込み依頼も受けております。
当店もお店をオープンする何年も前、ただの素人だった時代からインターネットで加工依頼を受けており、最初の頃にした失敗のケースと似ていたりします。
もちろん当時は知り合いや自分の車輌を中心に加工して経験をある程度身に着けた後、格安で加工を受けていたつもりですが・・・。
再加工や修理をしながら懐かしく思ったり、初めはみんな同じ失敗をするんだと納得したり・・・。
こういうライト加工およびライト点灯化といった仕事は、経験がそのまま結果に現れます。
当店はDCC加工に付随するライト加工も含めると、すでに3000両近くの加工経験があります。
当店は会社組織ではなく、店長1人で加工をやっていますので、おそらくこれほどの数量を経験している人は、そうはいないでしょう。
加工工賃は決して安くはないですが、その価格にはこの経験に基づく技術料が含まれると思ってください。それゆえに再加工で持ち込まれる他店のような適当な仕事はいたしません。
もちろん技術と結果に自信がありますので、他店とは価格競争もしません。他で安く加工を受けていても当店は独自の価格体系で受けておりますので、加工に関する値引交渉はご遠慮ください。(関西人なので気分が良ければノリで受けたりしていますが・・・、できるだけご遠慮くださいね。)
但し、両数が多い場合は数量割引くらいはさせていただきますので、その際はご相談を・・・。
ちょっと愚痴るような形になってしまいましたが、最近はあまりにもライト加工やり直しの案件が多いので、つい書いてしまいましたがお許しください。
中にはひどい加工を施されてしまった車輌もあったりします。
詳しくは書きませんが、中学生レベルの加工で無茶苦茶な配線がされていたり・・・、LEDの寿命を縮めるような回路とか・・・、いろいろあります。
こういう場合、しばらくは異常なく点灯しますので問題ありませんが、1年後や2年後も点灯する保証がありません。その時だけ点灯するなんて、詐欺みたいなものですよね。
ついでに言うと、お金をいただいて加工をお受けしたお客様の車輌で、実験はしてはいけません(笑)。というようなモノも・・・。
車体の裏側には加工に失敗した傷跡だらけで、ボディに入ったヒビをこっそり直していた・・・ というモノもありました。
何も知らずに安く受けてくれる所で、大切な車輌のライト加工を依頼してしまったお客様が気の毒になってきます。
当店も全く失敗しないわけではありませんが、その際は正直に報告させていただいております。
当店以外で加工は依頼しないで・・・、なんて無茶なことは言いませんが、せめて加工を依頼するまえにネットなどで評判を調べるとか、できるだけ経験がありそうな所で依頼するとかしましょう。
現在はYAHOOなどネットでお店の名前を入力するだけで、簡単に評判が分かりますから便利です。
お店の名前を入れて検索しても評判が出てこないような所は経験が少ないので要注意です。
偉そうにいろいろ書いてしまいましたが、大切な車輌を預ける前によく考えてから依頼してください。
電子工作は簡単そうなので誰でもすぐ出来てしまいますが、そうはいかない迷宮のような世界でもありますので、お互いに気をつけましょう。