カトーの新製品、HOゲージのEF510にDCCサウンドデコーダーを搭載してみました。
発売されたばかりのカトーの新製品、HOゲージのEF510にDCCサウンドデコーダーを搭載してみました。
どのように搭載ができるのかお問い合わせも多く、気になっておられる方も多いようです。
写真は搭載が完了後、停車中にキャブライトとヘッドライトおよび入換標識灯を点灯させたものです。
発表時からのアナウンスにあるように、いずれ純正のサウンドデコーダーが発売されるかとは思いますが、勉強のためいち早く搭載してみた次第です。
まずは搭載前に店頭用のデモ機を分解してみたところです。
車体一杯に動力ユニットが収まっており、スピーカーを組み込む穴はあるものの、デコーダー本体を入れる場所がありません。
屋根上のモニターも開けてみましたが、写真のように中まで構造材が詰まっていますので加工が大変です。
サウンドデコーダーが入れられるように準備がなされているとのことでしたが、一体どこにデコーダー本体を入れるのでしょうか?
とりあえず手持ちのデコーダーの中で、ひとつだけ側面の凹部に入りそうなものがあったので、何とか搭載してみましたが・・・。
これってデジトラックスのNゲージ用サウンドデコーダーなんですよね。
付属の1個搭載の小さなスピーカーを、HOでも耐えられるよう大きなスピーカ2個搭載に変えております。
それにしてもHOゲージにもかかわらず、ここまで搭載スペースのない機関車は初めてですね。
そのままではギリギリ収まらなかったので、デコーダーの基盤を1mmほど削って何とか収めました。
小さなNゲージ用デコーダーでさえ入らないなんて、現在設計中だろうと思われる純正デコーダーがどんな風になるのかが、かえって楽しみです。
搭載したデコーダーはNゲージ用のため、ファンクション数が4個と少ないものです。
1ENDのヘッドライトと2ENDのヘッドライトだけで2個使いますので、残りはあと2個です。
せっかく搭載するのだから残り1個はキャブライトを装備したかったので、テールライトと入換標識灯を1個で共用することにしました。
そこで、標準装備されている優秀な(笑)ライトユニットをDCCでも使えるよう少し加工して使っております。
元の製品と同じく、屋根上のスイッチを回すことで入換標識灯の点灯とテールライトの点灯を選ぶことができるわけです。
元のライトユニットをそのまま使うので、新たにLEDを配線する必要もなく手抜きができました。ただし、残念なことに構造の都合で1END側のテールライトは使用することができません。
F0でヘッドライトが点灯し、F3で入換標識灯とテールライトが点灯と、それぞれ独立して制御ができますので、写真のようにヘッドライトとテールライトを同時に点灯させることが可能になりました。
アナログではこういう芸当はできませんよね。
一番やりたかったキャブライトの点灯はF4で制御ができます。
しばらく店頭でデモができるようにしておりますので、興味がある方はいつでも声をお掛けください。
2個搭載のスピーカーと側面のフィルターが抜けている効果とあわせて、Nゲージ用のデコーダーにもかかわらず非常に良い音が再現できています。
これでますます純正のサウンドデコーダーの発売が楽しみになってきました。
« トミーテックの鉄コレ、南海21000系ズームカーのヘッド&テールライトの点灯加工を1両5000円で承り中です。 | トップページ | 走るんデスシリーズの新製品、PWM常点灯切換スイッチ付パワーパックを6月1日から7350円にて販売開始しております。 »
「DCC加工の紹介」カテゴリの記事
- 天賞堂のHOゲージ、C11の171号機JR北海道タイプにDCCサウンドデコーダーを入れました。(2024.09.21)
- カトーのHOゲージ、キハ82系にDCCデコーダーを組み込みました。(2024.08.31)
- カトーのHOゲージ、キハ82系に永末システム製DCCサウンドデコーダーを組み込みました。(2024.08.30)
- カトーのHOゲージ、キハ80系に永末システム製DCCサウンドデコーダーを組み込みました。(2024.08.29)
- トミックスのNゲージ、スハフ42アルミサッシ・青色にDCCデコーダーを組み込みました。(2024.07.29)