天賞堂の9600に永末システムのDCCサウンドデコーダーを組み込んでみました。
天賞堂の9600に永末システムのDCCサウンドデコーダーを組み込んでみました。
最近の製品にはテンダーにDCC取り付け用のソケットが装備されていることが多く、簡単に取付ができるように見えますが・・・。写真のように試しにソケットにDCCデコーダーを装着してみたところ、全く使えません。
サウンドが鳴って走行はするのですが、ヘッドライトとテールライトの制御ができません。後部のテールライトは常に点灯してしまっています。
これではDCCの魅力は半減します。やっぱりライト制御するには製品のソケットは使わずに、配線を初めからやり直す必要がありますね。
というわけで、元からテンダーに入っているユニット基盤を全て撤去し、新たに集電台車からDCCデコーダーに配線しました。
写真のようにヘッドライトはDCCで個別に制御が可能になりました。
もちろん、基盤を撤去したのでモーターへの配線とともに、ライトへも新たに配線する必要があります。
動画はこちらになります。どうぞ参考にしてください。
http://www.youtube.com/watch?v=K6o7QxG0vX4
テールライトも個別に点灯が制御できます。
客車や貨車を牽引しているときにテールライトが点灯しているのもおかしいですよね。やっぱり個別に点灯を制御できるのは必須の機能かと思います。
ヨーロッパやアメリカなどの外国型モデルでは、製品のソケットにDCCデコーダーを接続するだけでライトの制御ができるのに、天賞堂さんほどの製品でもそれができないのはいかがなものでしょうか?
動画はこちらになります。どうぞ参考にしてください。
http://www.youtube.com/watch?v=_x5pgg94CwE
ただし、ライトの制御を行うには以下のようにデコーダーのCV値を再設定する必要があります。
今回はFX1に前部ヘッドライト・FX2に後部ヘッドライト・FX3に後部テールライトの機能を割り当てていますので、CV36はbit4と5チェックの値48、CV37はbit0と5と6チェックの値97、CV113はbit0と3以外チェックの値246で再設定いたしました。
ちなみに今回の加工ですが、DCCサウンドデコーダー代込みで35000円にて承っております。ライトの制御をしないのであれば、スピーカーを設置してソケットに接続するだけなので25000円となります。
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