ワールド工芸のイベント限定品、91式広軌牽引車を製作中です。
ワールド工芸のイベント限定品、91式広軌牽引車を製作中です。
中身はこんな感じです。
エッチング板が2枚に動力ユニット関係の部品だけなので、簡単に組み立てが出来そうに見えますね。
ところが、ワールド工芸の場合はこういうキットほど怖いものはありません。(笑)
まずはいつものようにボディから組み立てるのですが、今回のこのキットは写真のように平たい板が3枚でボディが構成されています。
平たい板ということはボディを車両の形に曲げる作業から必要とのことで、難易度が高くなります。
まずは内張りと外板をハンダ付けでつなげます。
説明書には注意事項として説明がありませんでしたが、ボディを曲げながらその都度すこしづつハンダ付けしないといけません。
そうしないと内張りと外板の収縮によって、上手くボディが曲げられなくなるからです。
それぞれのパーツが隙間なくキレイに組み合わさるように、微調整しながらゆっくり曲げました。
この状態ではボディの形が想像もつきませんね。
店長もボディを曲げながらちゃんとボディの形になるか心配しながら曲げてました。
各パーツをハンダ付けするとこんな感じになります。
写真を見ると分かると思うのですが、それぞれのパーツがほんの少しでも曲がっているとキレイにつながりませんので、慣れていないと相当難しい作業となります。
この時点で納得がいかない場合はハンダを全部溶かして、やり直す方がいいでしょう。
ボディの形がキレイに出来ていれば、他のパーツは問題なく取り付けることができます。
特にボンネットの外板パーツが難題で、少しでもずれているとキレイに付かないので要注意です。
動力ユニットはボディに比べれば簡単なので、詳細は省略いたします。
完成すればこんな感じになります。
今回のこの動力ユニットは、この車両独特の部分が多くあるので完全に上級者向けとなっているようです。ワールド工芸の動力ユニットを組み立て慣れていないと難しいでしょうね。
最後に車体の前後についているジャッキを組み立てます。線路も道路も走行できる、この牽引車の最重要な部品でもあります。
最重要な部品だけあって、細かい部分まで再現されており、そのおかげで組み立ても大変です。
写真のようにニッパーと比較してかなり小さい部品であることがわかると思いますが、その小さな部品を折り曲げて組み立てた上に、真鍮線を差し込んでジャッキの形にしていきます。
苦労して組み立てたジャッキを前後4箇所に取り付ければ完成です。
装甲車のような仰々しい外観ながら、線路の幅と比較して分かるように、かなり小さなボディとなっています。
モーター音を唸らせながら走っている姿は、まさに珍車中の珍車ですよね。
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