発売されたばかりのさんけいの管制塔を組み立ててみました。
発売されたばかりのさんけいの管制塔を組み立ててみました。
商品パッケージはこんな感じです。
当店での販売価格は2741円となっており、見た目の通りペーパー製のため、かなり薄い商品です。
薄いので当店ではストラクチャーのコーナーではなく、入ってすぐのフェンス類を置いている棚にかけて販売中です。
中身はこのようになっていて、少し硬めの厚い用紙が素材になっています。
初めから色がついているので塗装しなくてもOKなようです。もちろん窓に貼るクリアーのプラ板も同梱されており、分かりやすくて親切な説明書とともに、思っていたより作りやすい感じです。
構成する部品は写真のように、はじめからほとんど切り取られています。
さんけいの商品はランナーというか用紙本体からつながっている数箇所を、カッターの刃先でほんの少し切るだけで切り離すことができるようになっているのが特徴です。
ペーパー工作に慣れていない初心者でも、ほとんど失敗しない親切な設計ですね。
用紙一枚の厚さが写真のように結構あります。
ペーパーなので強度の面で不安がありますが、これくらい厚ければ無理な力さえかけなければ大丈夫でしょう。
ただし、素材が紙なので濡らすとすぐダメになってしまいます。気をつけましょう。
この「管制塔」の場合、内壁と外壁の2枚を貼りあわせて建物の壁を構成するようになっています。
店長はこの貼りあわせの際、水のりやボンドを使わずに写真のような固形タイプのスティックのりを使っています。
こうすると乾くまで待つ必要もなく、すぐに次の作業に移れるので便利です。
内壁と外壁を貼りあわせて出来た壁です。
窓枠や扉を内壁で表現することでリアルな感じになっています。
こうやって見るとプラスチック製のものよりリアルかも知れませんね。
建物の壁をすべて作り終えたら、それぞれの壁をボンドで貼りあわせて立体にしていきます。
建物のなかには補強のため床がつきますので、強度は思っているよりあるかと思います。
組み立ての際は少し大変かも知れませんが、この床を指定の穴にきっちり入れるようにしましょう。
建物が立体になったら、ボンドがある程度乾くまで輪ゴムでとめます。
素材が紙なのでボンドを使った場合、こうしておかないと時間とともに建物がはがれたり、変形したりしますので気をつけます。
ここで失敗すると取り返しがつきませんので、ボンドが乾く前に建物がゆがんでいないか良く見ておくことをおススメします。
建物を組み立てるのに使ったボンドが乾くのを待つ間に、肝心の管制室を組み立てます。
写真のように説明書にしたがって組み立てると、管制室の中にはちゃんとコントロールパネルが再現されています。
さんけいの商品はこういう部分で手を抜かないのが良いところです。
もちろん管制官が座るイスも再現されています。
紙でこういうものができるのは、ある意味すごいことだと思います。
ただ、ものがかなり小さいので、組み立てる自信がない方は省略しても良いでしょう。
管制室の出来が良く、イスもありますので適当な人形を使って、中にいる管制官を置いてみました。
管制塔の大きさはお店の近くにある八尾空港の管制塔ぐらいの小規模なものです。
八尾空港は民間のセスナ機やヘリコプターが主な飛来機で、時々自衛隊機が来る民間空港なので、民間人に見える人形を入れてみました。
自衛隊の基地仕様にする方は制服の管制官のほうが良いでしょう。
組み立ててみるとこんな感じです。
ガラスが大きくて管制室は中まで良く見えますので、人形を入れた効果は絶大です。
管制官には女性も多いので、男性2人に女性1人+性別不明1人(笑)の構成にしてみました。
管制塔が出来たのでジオラマの中に置いてみました。
こうしてみると思っていたよりリアルな感じです。とても管制塔がペーパー製だとは思えないですね。
手前のヘリポートには、先日トミーテックから発売されたばかりの大型ヘリコプター、技MIX「CH-47」を置いてみました。
反対側から見るとこんな感じです。
もちろんジオラマには当店オリジナル商品の貼るダケシリーズを使って、ヘリポートを再現しています。
もう、これだけで立派なジオラマになりますね。
管制室の上にあるアンテナ類が非常にリアルです。
プラスチック製だとここまで細くはできないでしょうから、これはペーパー製ならではのリアルさだと思います。
今回、組み立てたこの管制塔、空港とは縁のない方でも買ってみる価値はあります。売り切れないうちにぜひどうぞ。
貼るダケシリーズの滑走路シートやヘリポートシートともども、宜しくお願いいたします。
ちなみにさんけいのこの商品、航空シリーズと書かれています。今後いろいろ出るのでしょうか?
格納庫や空港ターミナルなどいろいろ期待できますね。楽しみです。
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