パラボラ型の試作ラッセル車、キ273を製作中です。
パラボラ型の試作ラッセル車、キ273を製作中です。
これは除雪車のキ100をベースに除雪抵抗の減少を図るという目的で、1両だけ前部が流線型に改造された車両で、パラボラ型のラッセル車として有名です。
お客様から資料をお借りできましたので、さっそく作ってみることにしました。
まずは実車と同じように、改造タネ車である河合のキ100を用意します。
カットソーで写真のように不要になる前頭部分を切断します。
あまりギリギリのところで切断するとやり直しができません。そこで安全のため、2mmくらい余裕を残して切断しましょう。
少し手間はかかりますが、最後はヤスリで削りながら微調整すると失敗のリスクが少なくなります。
店長は写真の位置で切断しました。
もちろんヤスリで調整するので、本来の切断位置より少し余裕を残して切り取りました。
切った前頭部は何か他のことに使えそうなので(笑)、捨てずに保管しておくことにします。
後はお借りした資料を見ながら、不要な部分をニッパーでおおまかに切り取ります。
前頭部を流線型にしますので、そのカーブが始まる位置に合わせて切断するわけです。
こちらも最後はヤスリで微調整しますので、大胆にカットしました。
ということで切断後、ヤスリで調整が終わったボディです。
運転席の形など実車とは少し異なっていますが、そこまで再現するのは大変なのでタネ車のままで改造いたします。
変わった車両なので、だいたいの雰囲気が伝わればいいでしょう。
床板も流線型になる前頭部の形状に合わせてカットします。
流線型の前頭部は薄いプラ板を使って再現しますので、ボディに合わせてだいたいの形に切り出しました。
こちらも最後はボディに接着剤で固定後、ヤスリで調整しますので切り出しは適当です。
後の微調整が楽になるように、上側のラインだけズレないように気をつけながらボディに接着しました。
乾燥後はひたすらボディに合わせてヤスリをかけます。
写真のように、ようやく完成後の形が見えてくるようになりました。
ラッセル車に見えるよう、 舳先のパーツや雪返しを取り付ければ完成です。
プラ板でパーツを作って貼り付けるだけなので、接客しながらでも1日でここまでできました。
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