トミックスのキハ47を塗り替えて、とあるモノをつくっています。
トミックスのキハ47を塗り替えて、とあるモノをつくっています。
今回はこの6両を塗り替えます。
トイレ付きのキハ47-0番台と、トイレなしのキハ47-1000番台が3両ずつです。
つまり、キハ47の2両ユニットが3つになりますね。この時点で何にしようとしているか勘の良いお客様には何となくバレてしまいましたね。
いつものように当店で1本210円で売っているIPAにつけました。このビンの容量だと4本くらい使っています。
気温が低いので洗面器にお湯を入れて、冷めたら注ぎ足しながら3日間かけて色を落としています。
製品が首都圏色なので、プラスチックの素材も朱色のものが使われています。
色が似ているのでちゃんと落ちたかどうかが分かり辛いですね。
このときは特に気温が低かったので、IPAの効果も落ちており少し元の色が残っているのかも知れません。
なんだか野ざらしで退色したリアルな「キハ」の色になっています。国鉄末期の頃はこんな車両によく乗ったような気がします。
車体にとって良いのかどうか分かりませんが、ウェザリングの手法としてIPAも使えそうですね。
塗装をIPAで落とした車体に白を塗りました。
乾燥後、この状態で2週間くらいレジの後ろの棚に置いていたので、ご覧になった方も多いかと思います。
写真は久しぶりに時間が空いたので、ようやくマスキング作業に入るところです。
マスキングが終わったら後は早いです。
車体色の黄緑を全体に塗装しました。ここまでくれば何か分かりますよね。
国鉄からJRに移行した頃に、しばらく見られた山陰本線の「福知山色」です。
塗装まで終わった6両です。
店長はこの塗装に思い入れがあり、山陰旅行の際には必ず乗った車両なのです。0番台と1000番台の2両ユニットで京都口の普通では、よくお世話になっていました。まだ旧線を走っていた保津峡あたりでは、この色の車両が思いのほか良く似合っていましたね。
トミックスからトイレなしの0番台が発売されたら製作しようと思っていたのですが、恥ずかしながら今頃になってしまいました。後日、2ユニットのみ限定で販売させていただく予定です。
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