永末システム事務所さんのDCCサウンドデコーダーをカトーのHOゲージEF65に取り付けました。
永末システム事務所さんのDCCサウンドデコーダーを、お店の見本用に購入したカトーのHOゲージEF65に取り付けました。
というのも最近は日本型サウンドの音が聞きたいというお客様が増えてきており、国内では唯一といってもいい日本型サウンドのDCCデコーダーである永末システム事務所さんのものを試験的に導入してみた次第です。
いろいろ考えて簡単に装着できる方法を模索いたしましたので、取り付け手順を紹介させていただきます。
車体を外すと中はこのようになっています。
ライトユニットの基盤はネジ2つを外すだけで簡単に撤去できます。
取り外して空いた空間にDCCデコーダーを納めます。
ただ、今回は汎用型の少し大きめなDCCデコーダーを取り付けるので、そのままではネジを止めるパーツが邪魔になりますので、ニッパーで切除しました。
カトーのEF65用DCCデコーダーを入れる場合はこの作業は不要です。
EF65の中は大変狭くて、よく使われる円形のスピーカーは入れるスペースがありません。
そこで永末システム事務所さんで販売されている「CUI GC0251K」という角型スピーカーを用意しました。
プラ板に現物あわせで穴を開けて、スピーカーの取り付けベースをつくりました。
台車からの集電コードとモーターへの配線を説明書にしたがって接続し、DCCデコーダーを写真のように納めます。
この際、配線がフライホイールやシャフトなどにからまないよう最低限の長さに切り取って納めました。
スピーカーは先ほどつくってベース板に瞬間接着剤で固定した後、台車上の空いた空間にコーン部を下向きになるよう取り付けています。
床下にスピーカーを取り付ける方法と比べて、音量はほんの少しだけ小さくなりますが、ダイキャストや車体を削ったり大掛かりな工事をしなくて済むのでオススメです。
ただし、どうしてもスピーカーが屋根裏にある遮光パーツに当たってしまします。
ヘッドライトだけでなく、テールライトやキャブライトも取り付けるので、遮光パーツは思い切って必要な部分だけ残して撤去することにしました。写真のようにヘッドライトの導光パーツも合わせてギリギリのところまで切断します。
キャブライトは白色の極小チップLEDに配線して取り付け、ヘッドライトは導光パーツに直接LEDを貼り付けて、収縮チューブで遮光を兼ねて固定しています。
なるべく厚みを増さないよう工作しておくと良いと思います。
テールライトも緑色の運転台パーツ裏側を少し削って写真のように取り付けました。
基本的に削るのはプラスチックパーツばかりなので、カッターなどで簡単に工作できます。
あまり見た目にキレイな処理ではありませんが、抵抗を介してそれぞれに配線をすれば完成です。
配線は車体の中に収まるよう、なるべく短く切っておくと良いでしょう。
動力ユニットに車体を嵌め込みやすいように、店長は写真のように配線を処理しました。
配線はややこしそうに見えますが、キャブライトやテールライトも点灯するよう配線したためで、ヘッドライトだけにするとかなりシンプルになります。
こちらが完成したEF65です。
今回導入したDCCサウンドデコーダーは、特に何も設定しなくてもF7ボタンで入換標識灯を、F10ボタンでキャブライトを点灯させることができます。
甲高い独特のホイッスルがいい感じです。
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