貼るダケシリーズの新製品、滑走路シート・誘導路シート・駐機場シートの先行販売を開始いたしました。
写真のようにA4サイズの用紙に印刷しての販売となります。必要な部分だけ切り取って両面テープで貼り付けてご利用下さい。
全部で30種類のラインナップとなっています。かなり大きな面積が必要となり現実的ではありませんが、それぞれを組み合わせることで空港全体を作成することも可能です。
小型機が多い1/144サイズ、大型機が多い1/200サイズの航空機モデルのどちらでも利用できるようハイブリッドタイプとして設計いたしました。
こういうシートは空港の模型として機能させるよりも、航空機モデルを飾るディスプレイ台としての用途になると考えています。そこで主役となる航空機の迫力を出すために、違和感がないよう多少小さめに作らせていただいています。
写真は比較のために並べたもので、両方とも同じYS-11という旅客機になりますがサイズが異なります。手前が1/200サイズのもので奥が1/144サイズのものです。同じ滑走路でも置く飛行機のサイズによって広さ(幅)が違って見えます。
まずは基本となる滑走路シートから紹介します。こちらは10種類のラインナップとなっており、組み合わせることで空港の基本となる滑走路本体が再現できます。
写真はA4用紙の横型タイプで、分かり易いよう「広幅タイプ」という名称とさせていただいております。
1/144サイズでは幅約45mの滑走路となり、仙台や新潟、八尾や鹿児島など国内では主要空港の滑走路幅です。
1/200サイズでは幅約60mの滑走路となり、成田や羽田、名古屋や関西など国際線も多数乗り入れる基幹空港の滑走路幅になります。
ジャンボジェットのような大型の旅客機からセスナのような小型機まで、何でも似合いますが広い面積を必要とするのが難点です。
こちらはA4用紙の縦型タイプで、分かり易いよう「狭幅タイプ」という名称とさせていただいております。
1/144サイズでは幅約30mの滑走路となり、ローカル空港の滑走路幅です。
1/200サイズでは幅約45mの滑走路となり国内の主要空港の滑走路幅になります。
1/200サイズでは離着陸は可能ながらも、さすがにジャンボジェットでは狭苦しく見えてしまいます。比較的狭い面積でも使える中型機から小型機用の滑走路としてご利用ください。
画像のようにそれぞれを組み合わせて滑走路を再現したり、必要な部分だけ組み合わせてお使いください。滑走路は法律で細かく規定されており、組み合わせる際は順序に注意してください。
簡単に説明すると一番左端のゼブラマークは「過走帯標識」といって、オーバーランなどの際の進入用(通常は進入不可)として滑走路の端にあります。その右の横断歩道のような標識は「末端標識」といって、通常時に進入可能な滑走路の末端を表しています。その横の数字は滑走路番号と呼ばれるもので、真北を00として10度ごとに時計回りに36まで、方角の向きによって番号が付けられています。中央の漢数字の「二」のような標識は「接地帯標識」といって、航空機に対し着地に最適な位置を示すものです。その右にあるひときわ太い標識は「主接地帯」といって、大きな空港等にみられる接地帯です。
つぎは誘導路シートの紹介です。こちらも10種類のラインナップとなっており、組み合わせることで滑走路に進入する標識部から誘導路本体まで再現できます。
広幅タイプの滑走路と狭幅タイプの滑走路それぞれの滑走路進入部と、誘導路を再現する直線部・曲線部・T字交差部のラインナップとなっています。
実際の空港にある誘導路は高速での進入を可能にするため、滑走路に対し斜めに設けられ複雑な形をしているものが多いのですが、今回はシンプルに直線部と曲線部で構成されたものとさせていただきました。
画像のように滑走路に加えて組み合わせると、よりリアルな滑走路が再現できるようになっています。
お店から車で10分ほどのところにある八尾空港は、ちょうどこの滑走路と誘導路を向かい合わせに2つ重ねたような形になっていますね。
直線部誘導路には滑走路に進入する際の停止線も表現させていただいておりますが、単なる直線部として利用する際は切り取ってお使い下さい。
最後に駐機場シートの紹介です。こちらも10種類のラインナップとなっており、それぞれを組み合わせることで、誘導路からの分岐部から駐機場本体まで再現できます。
小型機用の空港によく見られる小型機用の駐機場と、旅客機が就航する空港に見られる大型機用の駐機場をラインナップさせていただきました。
小型機用のものにはアスファルト舗装のものとコンクリート舗装の2種類がありますが、大型機用のものは実物どおりコンクリート舗装のみとなっています。
画像のように滑走路や誘導路に加えて組み合わせると、よりリアルな空港全体が再現できるようになっております。
ただし、駐機場まで加えると相当広い面積が必要になってしまいます。航空機モデルのディスプレイ用であれば、駐機場だけでジオラマをつくるのも良いかと思います。
さらに写真のようにパネルに貼り付けて、その時々の用途に応じて組み合わせを変えるようなフレキシブルな使い方をするといいかも知れません。
お客様からのご意見によっては多少デザインを変更する可能性もあるため、先行販売とさせていただいておりますが、特に問題がなければ来年2月以降に順次、正式販売させていただく予定です。