ディディエフの近鉄デボ1を動力化してみました。
ディディエフの近鉄デボ1を動力化してみました。
これは近鉄の五位堂で先日開催された近鉄まつりの会場にて、お客様に買って来ていただいたものです。(買ってくれたお客様、ありがとうございました。)
企画・販売は近鉄エンジニアリング、製造はディディエフという形になっています。
さっそく開けてみました。1両2000円と少々高価ですが、思っていたよりもボディの出来は良いかと思います。
印刷もキレイで屋根上のポールも可動しますし、何よりちゃんと狭いボディ幅が再現されているのは嬉しい限りです。
箱の側面には「近鉄名車コレクション」と銘うたれているので、続編があるのでしょうか?今から大変楽しみです。
近鉄エンジニアリングのホームページ上の案内には「動力化可能な設計」となっており、簡単に動力化できるかと思っていたのですが・・・。
車両を裏返して目が点に。ボディと床板が強力に接着されていました。(涙)
お客様に近鉄関係者が数多くおられるうえに、ディディエフの社員さんとも知り合いなので、あまり強くいえませんが(笑)「どういうことやねん!」と思わず悩んでしまいました。
しかしながら悩んでいても始まらないので、とりあえず接着されている床板とボディの間に、カッターナイフの刃を少しづつ入れながら慎重に切り離しました。
ボディの中はこんな感じで、透明なガラスパーツがはまっている形になっています。
なんとなく、トミーテックの鉄コレと似たようなつくりに見えますね。
鉄コレと似ているので、動力化には鉄コレ用の動力ユニットを使いました。なんと安直な・・・・。
使用したのは15m級のTM-04です。台車の位置もだいたい合っていましたので、写真のようにボディに合わせて幅を切り詰めてみました。
そのままではモータースペーサーが固定できないので、思い切ってモーターごと床板に接着しております。
モーターへの配線後、ボディに納めて試運転してみたところ調子良く走ってくれたので、動力ユニットの加工はこれで完了です。
単行で走行させるつもりなので、ウエイトはなくても大丈夫なようです。
元の床板から接着されている床下機器をはがして、動力ユニットの下に接着しました。写真は接着後の乾燥中の様子です。
再度、ボディに組み込んで試験走行です。調子よくレイアウトを単行で走っております。
こういう大昔の車両がNゲージで再現されたのが、なんだか夢のようです。ちゃんと動力化して走ってくれているのを見ていると、もう2両くらいつないで連結運転させたくなってきました。
動力化する前のオリジナル状態の車両と動力化した車両を並べてみました。
動力ユニットの都合で少し車高が高くなってしまいますが、こちらのほうが実車の写真と比べてみるとより近いように見えます。
ボディとは両面テープで固定いたしました。
床下機器はそのまま移設できませんでしたので、多少デフォルメして調整していますが、オリジナルの車両と並べて比べてみても、それほど違和感はないと思います。
車体の切り離しや動力ユニットの加工など、時間が必要な加工が多いので工賃は少しかかってしまいますが、お店でも動力化を承っております。
動力化の工賃は動力ユニット込みで1両7000円となります。
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