カトーのカニ22を改造してカニ25を作ってみました。
カトーのカニ22を改造してカニ25を作ってみました。
何年か前に再生産された際、ASSYパーツで購入しておいた車両です。
はじめからカニ25に改造するつもりでしたのでパンタグラフは省いております。
まずは写真のように車体を分解しました。床板は今回、加工をしませんので分解する必要はありません。
窓ガラスを外さないと屋根が外れない構造なので、車体から外れていますが窓ガラスも今回は無加工となります。
まずは屋根から加工します。実車のカニ25は模型と同じくカニ22から改造されています。主な加工点は屋根上に集中するのですが、まずパンタ周りの機器はパンタ台も含めて全て撤去されていますので、模型でも同じようにします。
写真はパンタ穴を塞いでいる所です。ランナーの余りを熱して伸ばしたものを差し込んで接着剤で固定後、ニッパーで切断すれば簡単に穴を塞ぐことができます。
後はヤスリでひたすらパンタ周りの屋根を平らに削ります。
車掌室の屋根上に適当なガーランドベンチレータを載せれば加工は完了です。後はグレーで塗装すれば終了ですね。
車体の加工点は小さなものですが、少し技術が必要です。
まずはうすめ液で少しずつこすって不要な車番を消します。こすりすぎるとツヤが出てしまいますので注意してください。
元の「カニ22 2」のうち「カニ22」の2だけを消して、余っているインレタから書体の近いものを選んで「5」を転写しました。
改造されたカニ25の2両のうち2番にしました。
車番を変更した後は、側面のルーバーにクリーム色を塗ります。
これだけでも結構見た目が変わりますね。改造点が少ない車体の良いアクセントになります。
本来ならこれで完成だったのですが、2番だと「彗星」に使われたことはないと、ちょうど店内に居合わせたお客様からのご指摘があったので、急遽「1」番に変更しました。
完成前に指摘していただいてよかったです。ありがとうございました。
無事に完成いたしました。念願のカニ25がくっついた「彗星」がようやく再現できます。
24系25形の明るい青色の車体に、20系そのままの塗装のカニ25がくっついた姿はなんとなく好きなんです。
特徴ある屋根上も写真のようになりました。
今回のカニ25の製作ですが、タネ車を持ち込んでいただければ同じように作ることもできます。加工工賃は部品代込み6300円にて承ります。
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