マイクロエースの南海6100系を旧塗装に塗り替えた特製品を製作中です。
マイクロエースの南海6100系を旧塗装に塗り替えた特製品を製作中です。
塗装のみ旧塗装に変更すればOKと簡単に考えていたのですが、よく見ると新塗装には側面に「NANKAI」と大きく書かれた社名ロゴのプレートがあります。
旧塗装車両には存在しないプレートなのでどうしようか悩んでいたところ、ひげしんさんから6両セットの中間に入っている運転台付車両を先頭車にするというアイデアをいただきました。ありがとうございます。
中間に入っている車両なので当然ながらライト類は塞がれたままです。せっかくなので余計な手間はかかってしまいますがライト類は穴を開けて、点灯化したいと思います。
中間車なのでスカートが装備されていませんが、旧塗装の頃はスカートがなかった印象が強いので、このままスカートなしで製作いたします。
6100系は両先頭車ともパンタグラフ付きなのですが、前と後ろではパンタグラフの位置が異なります。
運転台付中間車をそのまま両方の先頭車にする場合、片方はパンタグラフを前に移設する必要があります。
パンタグラフの周りは良くできており、南海独特の2段配管まできちんと再現されています。屋根パーツが分解できれば移設は簡単なのですが、マイクロエースのこの車両は分解できません。
手間はかかってしまいますが、せっかくよく出来たパンタグラフ周りなので、できる限り移設させたいと思います。
さっそく、バラシ売りで中間車1両と運転台付中間車を抜いた4両セットを6セット用意して販売し、残った2両どうしをくっつけた4両を旧塗装セットとして3セット製作することにしました。
部品を取り外した車体をIPAの容器に漬けて、塗装を剥がします。
マイクロエースの塗膜は比較的弱いので、数日で簡単に剥がれてくれます。
写真は特製品として旧塗装に塗装変更する12両です。丸みを帯びたコルゲート入りの車体は珍しいので、塗装を剥がしてもどこの鉄道会社かすぐ分かりますね。
先頭にくる車両にライトの穴をあけました。レンズは光ファイバーで導光する予定です。
方向幕のレンズはガチガチに接着されていたので外れませんでした。このままマスキングして塗装することにします。
問題のパンタグラフ周りです。写真のように6100系のパンタグラフ周りは、後ろパンタも前パンタも機器の配置はほとんど同じですね。
妻面につづく2段配管以外はそのまま移設できそうです。
部品はそのまま使用しますので、取付け穴もそのまま移します。
今回は3両改造しますので、楽なようにプラ板を屋根に固定して、その上から元の取り付け穴の中心にピンバイスの刃を当てて、穴を開けることでコピーしました。
プラ板のままでは穴の位置が分かりにくいので、マジックで穴の周りをなぞります。
こうするとどこに穴があるか分かりますよね。開け忘れを防ぐことができます。
穴をあけたプラ板を前にパンタグラフがある車両を参考にしながら、同じ位置になるように、改造する車両の屋根に固定します。
しっかりと固定したらプラ板の穴をガイドにして、ピンバイスで穴を開けます。
3両とも写真のように穴を開けてみました。元のクーラーの穴は一部不要になりますが、それにしても穴だらけの屋根ですね。
間違えて埋めてしまわないよう、不要な穴だけに印を入れておきます。
仮に部品をはめてみました。2段配管の前面部分のみ、元の部品を生かすため位置が微妙に異なってしまいますが、なんとか移設はできたように思います。
長くなってしまいましたので、本日はここまでです。
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