近鉄6850系&6000系の製作(その1)
私ごとで恐縮ですが、小学生の頃に鉄道模型をはじめてから大学を卒業して社会人になるまで、鉄道模型を購入するには必ず近鉄電車に乗って買いに行かなければなりませんでした。
当時、松原市内にはおもちゃ屋さんで何軒か鉄道模型を扱っていましたが品揃えも少なく、電車ばかりを求める周りの友達と比べると気動車や客車など少々マニアックな車両が好きだったので、希望の車両を購入するためには鉄道模型専門店にいく必要がありました。
そういった中で、あべのの「近鉄百貨店」と藤井寺のジャスコにあった「ホビーショップつばさ」には数え切れないくらい通っていて、よく乗車した思い出の車両が今回製作する近鉄の6850系と6000系なのです。
前置きが長くなってしまいましたが、今回はこの思い出の車両として増結車である1M車の6850系と運転台撤去車がついた6000系4両を、晩年のツートンカラーで製作をしてみたいと思います。
本来はクロスポイントの近鉄6800系ラビットカーから改造するのが早いのですが、個人所有の車両にするためあまり費用をかけたくないのと、最近は忙しくて時間があまりないので細かい差異は気にしない「なんちゃって」車両にしたいので、グリーンマックスのエコノミーキット近鉄2600系と2410系をベースに改造することにいたしました。
まずは晩年の6000系の一番の特徴でもある運転台撤去車から製作をいたします。今回の製作で一番難しい箇所なので、ここから始めるわけです。
お手軽に済ませたいので、今回は写真のように余っている前面パーツと中間車の側板からつくります。
見て分かるように側板に運転台パーツがはまるよう現物あわせでカッターで切り欠きを入れ、運転台パーツから標識灯とヘッドライトを削り、その跡にパテを塗ってやすりで平面に仕上げました。
側窓の形や妻面の形状など細かいことを言えば実車とは異なりますが、時間が惜しいので今回は雰囲気で表現できればOKとします。
側板とのつなぎ目をやすりでキレイに整形し、屋根板を接着すれば車体は完成です。この車両だけ先に完成し、あとは塗装を待つばかりとなりました。
手早くつくった割には運転台撤去車らしい顔つきになったと思います。
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