近鉄6850系&6000系の製作(その5)
本日も近鉄6850系&6000系の製作の続きです。
車体への加工と下塗りを兼ねたアイボリーの塗装まで完了いたしました。
写真は増結車の6850系です。非冷房時代の前パン車と冷房化後にパンタが移設された車両の2両を製作中です。
こちらは6000系の4両です。中間に運転台撤去車が1両だけ連結された6017Fを製作中です。撤去車を2両つくるのは面倒なのでこの編成に決めました。
加工の具合を確かめるため、一層目・2層目の塗装しながら車体は加工しておりましたが、車体の加工が完了した時点でアイボリーをさらに塗り重ねて、ここまでの工程は終了です。
今回は晩年のツートンカラーにするために、車体の裾と屋根の雨どいも近鉄マルーンが塗装されていた頃を再現するので、アイボリーを先に塗装してマスキングを楽にしようといいう魂胆です。
アイボリーが完全に乾いたら、写真のようにマスキングします。扉の部分はカッターで切り込みを入れてマスキングテープがちゃんと密着するように工夫します。
前面も実車の写真をよく見ながら塗りわけラインに注意しつつマスキングします。わずかにラインの位置がずれるだけで違う電車に見えますから、近鉄のツートンカラー車両の前面は要注意です。
もちろん塗料が吹き込むのを防ぐため、運転台回りのみ裏側もマスキングを忘れずにしておきます。
塗料が吹き込みやすい部分や角など細かいところはマスキングゾルを併用しています。
実は大事な箇所のマスキングを忘れているのを、この時点ではまったく気づかず、そのまま塗装をしてしまいました・・・(笑)。
マルーンを塗装する前に念のため、マスキングのうえから一度アイボリーを薄く塗装しておきます。
こうするとマスキングテープからのマルーンの吹込みが防げ、きれいに塗装することができます。
実車のイメージに近い近鉄マルーンを再現するため、いつものように近鉄マルーンを塗装した上から赤2号を塗り重ねます。
塗幕をなるべく薄くするため本来はマルーンを3回塗装するところを、2回におさえて赤2号をうえから1回か2回吹き付けるようにして表現いたします。
ツートンカラーになったのが写真の状態です。恥ずかしながら販売目的にしない個人的に楽しむ車両ということで、適当にマスキングしていましたので前面は思いっきりマスキングに失敗しています。
マスキングテープを剥がしてビックリ・・・。失敗した箇所は塗装完了後にタッチアップで修正することにします。
最後に屋根をねずみ色にするため再度ボディをマスキングしました。
雨どいのマルーンがキレイに残るよう、慎重にマスキングします。この際、ランボードがあると邪魔なので、いつもランボードは塗装が完了してから取付けています。
今回はここまでできあがりました。あとはインレタを貼って、保護のためのクリア塗装をすれば車体は完成ですね。
ツートンに塗り分けるため、マルーン一色の塗装より3倍ほど余計に時間がかかっております。近鉄のツートンは面倒なのであまりやりたくないですね。
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