レンタルレイアウト用の川と鉄橋を製作 その10
今回はいよいよ草を生やしたいと思います。
当店では草を生やす際、少なくても2種類、できれば4種類ぐらいのパウダーを使うことをオススメしています。それはできるだけ本物に見えるよう、より自然の草むらに近づける近道だからです。本物の草むらを見ると、1種類の草で草むらができているわけではなく、幾種類もの草が複雑に生えているのが分かります。ですから当然模型でも同じく、1種類だけではなく、できるだけ複数のパウダーを使ってより自然に見えるようにするわけです。
ということでまずは下草として全体に撒くために、今回はトミックスのカラーパウダーを使います。
当店でも168円にて販売中です。使用する場所に応じて明るい色と暗い色を用意します。
まずは暗い色のパウダーを先に全体的に撒きます。自然の草花でも下に位置するものがだいたい暗い色をしていますので、先に暗い色から撒くとより自然に見えます。
写真のようにふりかけの容器を使うと楽に撒けます。
次に明るい色を部分的に撒きます。自然の草もよく見るとまだら模様のように明るい箇所と暗い箇所がありますので、模型でも適当に明る目の場所ができるように、まだらに部分的に明るい色のパウダーを撒きます。
できるだけ不規則に適当に撒くほうが自然に見えます。
次に盛り上がったような草むらを表現するためにカトーのターフを使います。
当店でも504円にて販売中です。少々高めの価格ですが、これを使うとより草むらっぽく見えますので、できるだけトミックスのパウダーとあわせて使うことをおすすめします。こちらも使用する場所に応じて明るい色と暗い色を用意します。
下草のパウダーと同じように、まずは暗めの色を撒きますが、こちらも部分的に使うとより効果的です。
先ほどと同じように、より自然に見えるよう不規則に適当に撒きます。注意点としては土手などの場合、下にいくほど多く撒くようにすると良いでしょう。
最後に仕上げとして明るい色のターフを撒きます。こちらもより自然に見えるよう不規則に適当に撒きましょう。
暗い色のターフを撒いた写真と見比べると、より自然な感じになっているのが分かりますのでしょうか?
ターフを撒き終わりましたら、川原にバラストを撒いたときと同じように、撒いたパウダーを固定するため、まずは霧吹きで水をふきかけて湿らせておきます。
強くふきかけると軽いパウダーは飛んでしまいますので、上から雨を降らすようにゆっくり弱く水をふきかけます。
次にボンド水をたらします。
こちらも強く落とすとパウダーが散ってしまいますので、少しづつゆっくりと落としましょう。先に撒いた水のおかげでゆっくりと、まんべんなく浸透していってくれるはずです。
こちらがボンド水をかけ終わった後の写真です。全体的に白くなっていますね。
約1日、時間をかけて乾燥させると白いボンドは透明になり、パウダーが固着しているはずです。
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